

クボタのトラクターは人気の高い農機具です。本記事ではその特徴、歴代ラインナップを紹介し、売却先や方法も説明します。不要なトラクターがあり売却できるのか?と疑問を抱える方もぜひ参考にしてください。
目次
クボタのトラクター、特徴は?
クボタは日本のトラクターなどの小型農機具メーカーです。1912年に創業し、革新的な製品とサービスを提供し続けています。クボタのシェアは日本で約31%。
以下のような特徴を持ち、人気のメーカーです。
・コンパクトなフレーム、低重心設計の小型排気量製品
・エンジン性能と排気量を最適化した4WDモデルのドライブシステム
・40km/hの8速自動変速機による最高出力を発揮
・大容量な油圧タンクが冷却することで高いエンジン性能を確保
・加工性の高い2ポイントリアリフターフレームを搭載
・後輪ストアップサスペンションシステムとクリーンミニバケットラックにより操作性を向上
・高い耐久性、信頼性、耐久性を備えたジョンディアTMブランド製エンジン
クボタのトラクターは評判・口コミ評価が高い
新品のクボタトラクターの評判・口コミ
新品のクボタトラクターは、高級感を演出してくれるデザインや厳しい環境でも耐えられる強度があることなどから、かなり高い評価を受けています。特に、性能が非常に高く、業務効率を上げてくれる機能などが評価されています。また、使いやすさやサポート体制の充実などから、オペレーターからも好評を得ています。
中古のクボタトラクターの評判・口コミ
中古のクボタトラクターの評判は、価格が安く抑えられることや、厳しい環境でも安定して仕事ができる耐久性などから良い評価を得ています。しかし、一部のモデルについては、機能が不十分な部分も存在しており、安定した作業ができないといった口コミもあります。
クボタトラクターの歴史は古い
株式会社クボタの歴史
株式会社クボタは、1876年に西郷社長(当時安田親方)が豊島(現在の八千代市)で、家具製造を開始したことから始まりました。 第二次世界大戦中、西郷社長は日本国内の自動車興亡の運命を危うくさまざまな戦後産業情勢を抱えた国へ導いた大きな功績を得て、国民栄誉賞受賞者となりました。
その後、1960年代になってから、西郷社長の子孫である西郷和則社長が農機具に注力していきます。 特に、1965年の「LK・200」を開発することで堂々巡りを果たし、有名なトラクター「KUBOTA」のブランドが確立されました。
1970年代以降、海外への発展も加速し、クボタがグローバルに展開するに至ります。
クボタトラクターの歴史
1965年に開発された「LK・200」が、株式会社クボタの有名なトラクター「KUBOTA」のブランドの定着をはじめとして、様々なモデルが開発されました。
1976年には、豊かな地を彩る大口径タイヤ搭載のトラクター「M100GX」が開発され、人気を博します。
1981年、全長3mを超える小型トラクターの新たな標準として、世界初の「L2850」が開発されます。 その後、1990年代以降も引き続き改良を重ねていきます。 2000年から「M7000シリーズ」や「M9000シリーズ」など新しいトラクターが、安定した性能と服用性を兼ね備えたモデルが次々と開発されました。
今日では、様々な種類の製品が生産され、農業、建設、森林開発など、さまざまな業界で重宝されています。
1960年代に発売されたクボタトラクター歴代ラインナップ
機種 | KU-60 KUBOKA I-Trac トラクター |
発売時期 | 1960年 |
排気量 | 2,400cc |
最高出力 | 28馬力 |
KU-60 KUBOKA I-Trac トラクターは、強力なビッグエンジンを搭載した大型の4輪駆動トラクターです。最大出力は27 HPで、狭い農業用地に最適な4WDシステムを備えています。さらに、4輪ブレーキシステム、電気スタート式エンジン、多彩なシフト可能な排気バルブポジションといった機能も搭載しています。
機種 | KU-64 KUBOKA II-Trac トラクター |
発売時期 | 1964年 |
排気量 | 2,600cc |
最高出力 | 35馬力 |
KUBOKA II-Tracトラクターは、主な特徴として、大型排気量のディーゼルエンジンを搭載したハイパワーであり、高圧のタービンを搭載している。また、軽量なフレームと低重心で性能の良い離着陸性を誇る。ギアーボックスも多段変速でき、6速ソーシャルギアにより効率的な運転を行うことが可能です。また、最新のキャブレター技術により、燃料効率の高い安定した走行性能を実現しています。
機種 | KU-67 KUBOKA III-Trac トラクター |
発売時期 | 1967年 |
排気量 | 2,900cc |
最高出力 | 40馬力 |
KUBOKA III-Tracトラクターは、業界において最も有効なパワーユニットを備えています。4サイクル3シリンダー2.2リットルディーゼルエンジンを搭載し、40馬力の牽引力を発揮します。また、高耐久性チェーン、新世代のフロント・リア・タイヤマウント・システム、ヘビー・ダーティー・サイレンサーを搭載しています。
1970年代に発売されたクボタトラクター歴代ラインナップ
機種 | KU-70 KUBOKA IV-Trac トラクター |
発売時期 | 1970年 |
排気量 | 3,200cc |
最高出力 | 45馬力 |
KUBOKA IV-Trac トラクターの特徴は、高い走行性能と耐久性を備えた便利な林間用トラクターです。キャブチェーンを搭載しているため、非常に細かい動きが可能です。また、4WDシステムを搭載しているため、坂道を走行しても安定した走行性能を示します。さらに、強力なエンジンアシスト機能である“パワースティア”を備えているので、一般的なトラクターよりもタフな作業やロングランの走行でも活躍できます。
機種 | KU-71 KUBOKA V-Trac トラクター |
発売時期 | 1971年 |
排気量 | 3,500cc |
最高出力 | 50馬力 |
KUBOKA V-Trac トラクターは、小型でコンパクトな特性を持っています。2WD(2輪駆動)形式で、最大340ccの4ステージ・エンジンを搭載しているため、効率的な操作に適しています。ホイールベースの広いものを備えているため、安定した走行が可能で、芝刈り作業やアップヒル走行も容易に行えます。また、収穫作業では広大な農地を効率的に作業出来るように設計されています。さらに、車体内にある前後連続変速機能により、多くのギアレンジから選択して使用可能です。
機種 | KU-74 KUBOKA VI-Trac トラクター |
発売時期 | 1974年 |
排気量 | 3,800cc |
最高出力 | 55馬力 |
KUBOKA VI-Tracトラクターの特徴は、スムーズな回転機能を備えたオートギヤシフトです。非常に優れたパワーで、厳しい作業状況にも柔軟に対応できます。また、自動変速により、作業環境や用途に応じて最適な動力を提供します。また、4WDを備えているので、低い地形や多くの壁のような極端な状況での動作にも対応できます。
機種 | KU-77 KUBOKA VII-Trac トラクター |
発売時期 | 1977年 |
排気量 | 4,200cc |
最高出力 | 65馬力 |
KUBOKA VII-Tracは、大型機械にも対応する高性能なトラクターです。強力なパワーと耐久性を兼ね備えた、高品質のガスディーゼルエンジンを搭載しています。回転工具用の馬力やトルクを高く保持できる4WDシステムを持ちます。遠征作業や荷役作業などの山間作業に適しており、ディスクリーナーやブレーダー等の付加装置取り付けが可能なMODELもあります。さらに耐久性に優れ、全天候型で雨天時にも安心して使用できます。
1980年代に発売されたクボタトラクター歴代ラインナップ
機種 | KU-80 KUBOKA VIII-Trac トラクター |
発売時期 | 1980年 |
排気量 | 4,600cc |
最高出力 | 75馬力 |
KUBOKA VIII-Trac トラクターの特徴は、低燃費性能、高機能性能、信頼性の高さなどがあります。また、多目的性もあり、たとえば、耕作物作業、種播き、畑の加工作業などに使われます。さらに、最新のTier 4Fエンジンを搭載し、小型作業機よりコンパクトで小回りのきくパフォーマンスを発揮します。
機種 | KU-84 KUBOKA IX-Trac トラクター |
発売時期 | 1984年 |
排気量 | 5,00cc |
最高出力 | 85馬力 |
KUBOKA IX-Trac トラクターは、安全性や耐久性ともに高い標準モデルを提供します。四輪駆動、多彩な小型トラクターです。大きな傾斜地にも対応可能で、迅速な水耕栽培作業を行えます。非常に静かな駆動システムで、労働者の快適性を改善します。さらに、動力システムの長期的な信頼性確保にも有用なユニークな保護機能を備えています。
1990年代に発売されたクボタトラクター歴代ラインナップ
機種 | KU-90 KUBOKA X-Trac トラクター |
発売時期 | 1990年 |
排気量 | 5,400cc |
最高出力 | 95馬力 |
KUBOKA X-Trac トラクターは、小型で軽量な極めて簡単な設計の製品です。非常に高い省力性を実現します。動力関係がコンパクトなので、抜群の操縦性を備え、鋭い角度で回転可能なテーパーグリップタイヤを搭載しています。さらに、立体逆歩行機能を装備し、岩だったり段差だったりした復興や削り取りなどの改良作業が快適に行えるようにされています。
機種 | KU-97 KUBOKA XI-Trac トラクター |
発売時期 | 1997年 |
排気量 | 6,000cc |
最高出力 | 110馬力 |
KUBOKA XI-Trac トラクターは、最先端のエンジン技術を組み合わせた小型車輌です。軽量なアルミニウム製ボディにより、走行性能と快適性を向上させています。エンジンは、4気筒、1.6リットルのダイハツから取り付けられた安定したパワーを提供します。主な特徴として、乗り心地と乗り出し安定性が非常に良好なこと、すばやく静粛性を保持した走行を実現すること、驚くほどの設計と機能的で革新的なデザインがあります。
クボタトラクターは売却可能!離農や相続を機に処分を検討の際はお任せください
一般的な中古車・家電を処分する際には、引き取り業者を活用したり、販売店などで全員処分といった方法で行うことが多いですが、トラクターなどの農業機械に関しては、中古市場などでの買い取り・売却などを効果的に行うためには、専門的な知識が重要です。
トラクターの廃棄・回収・売却を行うにあたり、当社のような農業関係の専門業者にご相談ください。経年劣化などによる被害を未然に防止し、トラクターの効果的な処分も可能になります。
個人間の売買における費用や保証面でトラブルも多い
1. 故障・部品不足
売る側が悪い状態で提供していたり、不足している部品がある可能性があります。
2. 想定内の修理費用がかかってしまう
新しいトラクターを買うよりも、修理費用がかかってしまうこともあります。
3. 普段使いの環境と異なるため適応できない
異なる土地や気候の中で使用される場合、一般的な使用頻度や種類とは異なる場合があります。
4. メーカーなど出荷時に付加されていた付属品が不足
取引相手が不足していたり、不良品だったり、失われてしまっていたりする場合があります。
5. 保証の形態が異なる
個人販売の場合は、出荷元が保証を行う形態が少ないため、悪質な商法などが行われている可能性があります。
トラクターの売却に適した時期とは?
不要なタイミングで早めに行動を起こして、トラクターを売却することをおすすめします。
時間が経つほど、人気のある製品であっても価値が下がるためです。
トラクターを良い状態で売ることが重要
売却するトラクターの最重要事項は、製品価値を高めるためにタイミングを逃さないことであり、そのため年代やエンジンの状態、付属箇所の摩耗度、走行距離などを考慮する必要があります。
製品価値を高めるためには、メンテナンスを欠かさずに行うことが重要です。
とりあえず無料で査定額を確認してみませんか?
そのあとはスタッフからの質問にお答えいただければ大丈夫です。

- 投稿タグ
- トラクター